名刺作成システム導入事例紹介
ご導入アイテム
- 名刺工房「匠」自動組版システム
- 厚紙対応カラーレーザープリンタ
- 名刺裁断機
ご導入の背景
2008年5月に障がい者雇用の特例子会社として認定された日野ハーモニー様は、営業開始当初から親会社様をはじめとするグループ会社様全体向けの有力なサポート業務の一環として、名刺作成を検討し情報収集に努めてきたそうです。しかし初めて取り組む名刺作成業務をどのような流れでどのように行えばいいのか、障がいを持つ社員の方々でも出来る業務なのか、など様々な懸案事項があり、それらをすべて満足できるシステムになかなかめぐり会えなかったとのこと。
そのような中で、コピー機導入をきっかけに知り合ったプリンタメーカーの方に何気なく相談を持ちかけたところ紹介されたのが、名刺工房Ⅲ「自動組版」でした。
ご導入システムのカスタマイズ
- STEP01
- 日野ハーモニー様に「自動組版」を使った標準的な名刺作成業務の流れをご確認頂き、実際に操作をする社員の方の理解力や作業効率等をヒヤリングの上、日野ハーモニー様向けのカスタマイズのご希望を伺いました。
- STEP02
- 日野ハーモニー様向けには主に以下のカスタマイズを実施しました。
- 印刷開始までの一連の作業項目として、パソコン操作画面に7つのボタンを用意しました。
- ボタンは漢字ではなくひらがなと番号で判りやすく表記。
- オペレーターはボタンを順にクリックするだけで作業が完了。
- 順番にボタンを押してもデータがなければ次のボタンへ促すメッセージが発生。
- 入稿はエクセルデータのみとし、更にデータの取り込みを容易にするため名刺に必要な項目をあらかじめ決定しました。
- プリンタドライバ上での設定を全て自動で処理し、プリント時の入力操作をなくしました
- 印刷開始までの一連の作業項目として、パソコン操作画面に7つのボタンを用意しました。
- STEP03
- ステップ2と並行してクライアント様の名刺レイアウトも分析し、パターンごとにレイアウトを確定しました。
- STEP04
- 納品後にも実際に作業をする社員の方の理解状況、作業効率を再確認し、最終的なカスタマイズを完了。ご注文決定の段階から導入までの所要期間は約2ヶ月程度でした。
操作画面
ご導入の内容・効果ご担当者様からのコメント
パソコンのディスプレイ上でレイアウトや細かな設定などを一切気にする必要なく、ボタンを順番に押すだけで名刺作成用データの受付からプリントまでの一連の作業が行えるので、とても簡単で非常に助かっています。部署名などの変更による大量発行時や急な作成依頼が入っても、戸惑うこともなく冷静に対応することができています。障がいを持つ社員が理解しやすいように、私たち健常者がわかりやすく彼らに説明できるよう柔軟にカスタマイズして頂いたことで、お互いにとって非常に有益なシステムになったと感じています。現在では1箱分の名刺を仕上げる所要時間も目標の設定時間を達成でき、更にスピード面だけでなく品質にまで注意が向くようになりました。作業をする担当者の仕事に対する意識の向上や、達成感にもつながっていることを実感しています。
日野ハーモニー株式会社様(東京都)について
日野ハーモニー株式会社様は、国内大手自動車メーカー様の100%出資子会社として、障害者雇用促進法に基づき厚生労働大臣の認定を取得した「特例子会社」です。「障がいを持つ社員一人ひとりを大切にし、その自立を助け自己実現できる場を提供する」という基本理念に基づき、清掃業務や事務関連業務、印刷業務などに携わりながら、それぞれの能力を十分に発揮していくことに挑戦できる会社を目指しています。